Webマーケティングコラム
SEO対策

Search Console登録手順と分析への活用

2017年2月22日

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Search ConsoleとはGoogleが無料で提供しているウェブサイト管理者向けのツールです。(サーチコンソールと読みます。)主にGoogle検索上のパフォーマンスを監視し、Googleの認識を確認する為に活用します。

Search Consoleのデータをもとにウェブサイトを最適化したり、エラーをもとに修正したりといった使い方が一般的です。ウェブサイト公開の初期段階からGoogleアナリティクスとともに利用できるように設定しておきましょう。

 

Search Consoleの基礎知識

Googleアナリティクスもそうですが、頻繁に機能が変更となったり、追加や終了が行われます。
Search Console活用に関してまとめたオンライン記事や書籍はたくさん存在しますが、現時点のものとは異なる事もあります。
※このページで扱う情報は2017年2月8日時点のものとなります。

ウェブマスター ツールからSearch Consoleに名称変更

もともとはウェブマスター ツールという名称で利用されていましたが、2015年5月20日に名称を「ウェブマスター ツール」から「Search Console」に変更するとGoogleからアナウンスがありました。実際はウェブマスター以外のユーザーが多かった為、その為の名称変更だったようです。

"Google Search Console" - ウェブマスター ツールが新しくなりました

Search ConsoleとGoogleアナリティクスの違い

Search ConsoleとGoogleアナリティクスは利用目的が全く異なるツールです。Search ConsoleはGoogle検索に特化したツールで、GoogleアナリティクスはSearch Consoleとの連携機能もありますが、基本的には訪問者の行動を分析するアクセス解析ツールです。

Googleアナリティクス

基本的にはサイトに訪問したユーザーの動向を計測するツールです。検索順位・検索結果ページの表示回数やCTRユーザー動向はわかりません。

Search Console

Googleの認識や、検索結果のパフォーマンスを分析するツールです。サイトに訪問した後のユーザー動向は計測できません。※Search ConsoleはGoogleのツールの為、Yahoo!Japanの検索結果のパフォーマンスは当然わかりません。

Yahoo!にはSearch Consoleのようなツールはない?

Yahoo!、Googleともに検索のSSL化が完了している為、Google アナリティクスでは検索クエリを確認する事がほぼできません。

「Yahoo!検索」SSL化のお知らせ

Making search more secure

※SSLはインターネット上の通信の暗号化技術です。検索においては検索ユーザーのプライバシーを保護する目的で導入されています。

※検索クエリは、一般的には検索キーワードの意味で認識されていますが、検索ユーザーの使用する単語やフレーズを意味します。

実際にGoogleアナリティクスで検索クエリを見てみると「not provided」と表示される割合が異常に高い事がわかります。(SSL導入以前はここにクエリが表示されていました。)

not provided

Google検索に限れば、Search Consoleを見る事で効果のあるクエリを分析する事ができますが、Yahoo!の情報は見る事ができません。

現在の所Yahooから類似のツールは提供されていない為、Yahoo!のクエリについては知る方法はありません。(効果のあるランディングページまではわかる為、それで十分かもしれませんが。)

Search ConsoleはSEOに必須のツール?

SEOを実施される場合には必須と言っても良いツールかもしれませんが、そうでなくともウェブサイト公開と同時に登録しておいた方が良いでしょう。

特に公開したてのウェブサイトの場合は、その存在をGoogleに通知でき、素早く検索結果に反映させることもできます。

また、ウェブサイトにセキュリティ上の問題があった場合にもSearch Consoleから通知されることがあります。

Search Console活用のメリット

Search Console活用のメリットは次のようなものがあります。

  • Googleがウェブサイトの問題を検知した際に、メッセージに表示される
  • 手動ペナルティの通知が来る
  • 構造化データがGoogleにどのように認識されているかを確認できる
  • リッチカードの認識度合いがわかる
  • HTMLの編集をする事なく、構造化データを活用できる
  • タイトルやディスクリプションの問題点がわかる
  • AMP利用時の認識度合いがわかる
  • 検索順位、検索結果の表示回数、CTRが確認できる
  • Googleが認識している外部からの被リンクを確認できる
  • サイト内の被リンクを確認できる
  • モバイルユーザビリティの問題点を検出してくれる
  • インデックスの状況がわかる
  • ブロックされたリソースを含むページがわかる
  • URLを一時的に削除できる
  • クロール時のエラーがわかる
  • クロールに関する統計を確認できる
  • ウェブサイトのページが Google でどのように表示されるかを確認できる
  • 公開しているrobots.txtのエラーを確認できる
  • サイトマップを登録できる。
  • セキュリティの問題を検知してくれる

ウェブサイトによっては使用しない機能も当然ありますが、何か問題が起きた際に原因を探るてがかりになります。また、サイトマップの登録のようにGoogleにサイトの構造を知らせる事もでき、検索結果のパフォーマンスも分析可能な為、SEOを実施する際にはとても便利なツールです。

まずはSearch Consoleに登録してみましょう。

Search Console登録手順

Search Consoleに登録する際の手順を解説します。

  1. 下記のURLからSearch Consoleにアクセスします。
https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja
※Googleのアカウントがまだ無い場合は、ここでアカウントを作成しましょう。
  1. ログインすると、次のような画面が表示されます。

サーチコンソール ホーム

 

  1. 「ウェブサイト」が選択された状態で、お持ちのウェブサイトのURLを入力します。

※入力する際は「http://」、または常時SSLサイトであれば「https://」を含む形で入力します。

  1. 「プロパティを追加」ボタンをクリックします。すると次のような画面が表示されます。

ここで 先ほど入力したウェブサイトの所有権を確認します

所有権の確認

 

「ドメイン名プロバイダ」を指定する方法は一見簡単そうに見えますが、お使いのプロバイダによって作業手順が異なります。

「GMO.jp」の場合は手順に従って進めるだけで比較的簡単に完了しますが、それ以外の場合にはDNS設定でTXTレコードを自分で追加しなくてはなりませんので、初心者には少しハードルが高いかもしれません。

 

他の方法としては、次のようなものがあります。

  1. HTMLファイルをアップロード
  2. HTMLタグ
  3. Googleアナリティクス
  4. Googleタグマネージャ

 

Googleアナリティクスやタグマネージャを既に活用している場合には、「確認」ボタン一発でできる3.や4.の方法が簡単です。

 

「HTMLファイルをアップロード」する方法は最も一般的な方法です。

発行されるHTMLファイルをダウンロードし、ウェブサイトのトップディレクトリにFTPソフト等を使ってアップロードします。最後にSearch Console上の「確認」ボタンをクリックします。

サーバーにFTPでアクセスできる場合には、この方法が確実です。

 

HTMLタグを記述する方法はFTPソフトを使用できない場合の選択肢です。

ただし、トップページの<head>セクションに指定のメタタグを一文追加する必要があります。

一文を追加したら「確認」ボタンをクリックして完了です。

 

公開して間もないウェブサイトの場合には、各データが反映されるまで時間がかかるかもしれません。1日程様子を見ておきましょう。

Googleアナリティクスとの連携設定

Googleアナリティクス自体の導入方法はこのページでは解説いたしません。

ここでは、既にGoogleアナリティクスを利用されている方向けに、Googleアナリティクス上でSearch Consoleのデータを活用する為の設定方法を解説します。

 

  1. Googleアナリティクスにログインし、管理されているウェブサイトを選択します。
  2. 左メニューの「集客」-「Search Console」-「ランディングページ」をクリックします。
  3. 下記の画面が表示されます。「Search Consoleのデータ共有を設定」ボタンをクリックします。Search Consoleのデータ共有を設定
  4. プロパティ設定の画面に切り替わります。ページ下部の「Search Consoleを調整」をクリックします。Search Consoleを調整
  5. Search Consoleの設定画面が表示されます。「編集」をクリックします。編集
  6. Search Consoleで管理されているサイト(未設定の場合には、「このサイトはGoogleアナリティクスアカウントのどのウェブプロパティにもリンクされていません。」と表示されています。)を選択し、「保存」をクリックします。

Search Consoleで登録しているウェブサイトを選択

 

  1. 「関連付けの追加」ダイアログが表示されます。問題なければ「OK」を選択します。

以上で設定は完了です。

もう一度Googleアナリティクスの画面に戻り、左メニューの「集客」-「Search Console」-「ランディングページ」を見てみましょう。

設定が正しければ、チャートが表示されるはずです。

※「直近の2日間には利用できるデータがありません。」と表示されます。データ取得まで時間がかかる為、数日待ちましょう。

ランディングページ

 

日本語を含むURLの場合正しく連携ができない

日本語を含むURLの場合、GoogleアナリティクスのSearch Console連携時にデータが正しく表示されません。

 

例えば次のURLがあったとします。

www.example.com/seo/検索キーワード

 

Googleアナリティクスの「集客」-「キャンペーン」-「オーガニック検索」でプライマリディメンションを「ランディングページ」にすると、問題なくデータは表示されます。

アナリティクス-オーガニック-ランディングページ

 

一方で、Googleアナリティクスの「集客」-「Search Console」-「ランディングページ」を見ると、URL部分がピュニコードで表示されていて、「行動」や「コンバージョン」に関するデータが全て0となっています。

※ピュニコードとは、半角英数以外(例えば日本語など)の文字をDNS上で使用できるように英数字に符号化したものです。

ピュニコード-問題

他のツールでも連携時にこのようなトラブルが発生する場合があります。URLは半角英数でわかりやすく設定しておく事をおすすめします。

次回からより深く用途に応じて解説していきます。
この記事を書いた人

野澤 洋介 YOSUKE NOZAWA

株式会社アレグロマーケティング 代表取締役
法政大学工学部システム制御工学科卒

PCソフトウェアパブリッシャーにてサポート・営業・プロダクトマネジメントおよびマーケティング部門など幅広いポジションを経験。
2011年アレグロマーケティングを設立し、企業向けSEO支援ツールを主軸とした製品展開を行いつつ、ブログやセミナーを通してインハウスSEOの取り組み方を解説。

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